numero16
赤ワインが美味しい季節です。
今回試飲した赤ワインもちょっとマニアックなワイン。
「アマローネ」と呼ばれる醸造法で造られた赤ワインをご存じですか?
イタリアワインで高級ワインと言えば「バローロ」や「バルバレスコ」などを思い浮かべる人が多いと思いますが、
アマローネもその一つと言っても良いでしょう。
アマローネとは、簡単に言えば特定の地域で造られる陰干ししたブドウを圧搾して醸造されるワインの事。
そしてそのアマローネの搾りかすに赤ワインを入れて再度発酵させて作るのが、
この「リパッソ」と言われるワインです。
だからリパッソはアマローネから継承している深みや複雑さ、厚みといったものを
高級なアマローネよりもお手頃に味わえるというわけです。
せっかくなので、ちょっと「お世話」してみました。
朝、抜栓してコルク栓をして放置。
飲む3時間前くらいにデキャンティング一回目。
1時間前には二度目のデキャンティングをしてからの試飲。
確かにアマローネと比較してはいけませんが、リパッソも充分複雑で深みある味わい。
これは美味しい。
この価格(三千円台)でこの味はとてもコストパフォーマンスに優れていると思います。
もちろん「お世話」なんてしなくても、フツウに飲んでも充分美味しいですよ。
仕入れようと思います。