numero191
ジーロ・ディ‘タリア
日本語発音でジロ・デ・イタリア
通称ジロ。
イタリアを舞台に約3週間に渡って行われる自転車プロロードレースです。
今年も5月6日に開幕しました。
自分は昨年7月に行われたツール・ド・フランス(通称ツール)からロードレースを見始めたので、
イタリアのジロは今回初めての視聴。
「ロードレースと言えばツール(フランス」
という言葉もある程にツールドフランスのほうが歴史も長く、国際的な知名度も高い。
とは言ってもこのイタリアかぶれ、イタリア好きの和田。
ジロを見ないわけにはいきませぬ!
一度の走行距離が約200km超のステージもあるロードレース。
彼らは平均時速50kmくらいで走るわけです。
(因みに自分。200km走った時の平均時速は23キロ、、、)
そのペースで200km走ってきて最後、ゴール300m手前でスプリント(全力疾走)しちゃう。
スプリントが出来ちゃう。
(スプリントの時は時速60km超)
もう訳が分かりまへん。
マラソンやっている人はプロのマラソンランナーのスピードと持久力が「あり得ない」
と思うかと思いますが、それと同じなのかなと。
次元が違います。
*因みに今回のジロ、日本人が海外チームの一員として一人出ています
序盤戦、チームの為にイイ仕事してました。
ジロ・デ・イタリア、そしてツール・ド・フランスには
「リーダーズジャージ」という特別なウェアがあります。
その時点での総合タイムが1位の選手だけが着て走れるサイクルジャージなので、
大集団で走る中でも一目で分かる。
ツールは「マイヨ・ジョーヌ」というイエローのジャージ。
対してジロは「マリア・ローザ」というピンク色のジャージがリーダーズジャージ。
*他にも特別な色のジャージがありますが、割愛。
因みに自分、昨年マリア・ローザを意識してピンクジャージを購入しちゃったオトコです(実力も無いのに)
ちなみにロードレースは「チェスとマラソンとF1を組み合わせたような競技」と言われているそうで、
「戦略」がとても重要なのだそう。
「自転車で速さ(順位)を競う個の競技」はその通りですが、
さすがに200キロを全速力で走り続けることが出来る人間はいまへんよね。
だからチームは「エース」一人を立てて、その一人を勝たせる為に、
誰がどの位置でどんな走りをするか、どんな走りかたでエースを勝てる位置に引き上げるか、
どうやってエースを守れるかなど、
刻々と変わる状況から緻密な戦略を立てながら無線でやり取りしているそう。
実は「究極のチーム戦」なのです。
それに、自転車ロードレースは「紳士、騎士のスポーツ」とも言われています。
昨年のツールドフランスでの一コマ。
UAEチームの絶対的エースでこれまでツールを二連覇している「ポガチャル」と、
ユンボチームの新エース「ヴィンゲゴー」*後ろの黄色いジャージがヴィンゲゴー
あるステージのレース終盤、一騎打ちとなっていたところで何とポガチャルが落車!
「終わった・・・」と思ったら、
それを見たヴィンゲゴー。
何と、
待つんです。
ポガチャルが走り出し、追い付いてくるのを、待つんです。
そして、それに応える握手
以下のYouTube動画を見てください。
泣けます。
他にも、
不運に落車して遅れた選手をまた集団に戻す為に、
自分のチームじゃない他のチームのサポートカーが前を走って風除けしてあげたり
*車での風除け自体が違反だからバイクに乗った大会関係者にめちゃくちゃ怒られてたけど
他のチームの選手に水や補給食をあげたり、
先頭の選手が一番空気抵抗を受けるので、しばらく誰かが「引く」と、
後ろから誰かがスーと前に出て交代したり(チームメイトに限らず)
レース中に皆でツレションしたり、、、(その間は皆がスピードを緩めて走る)
勿論、最後のスプリントなんて格闘技のようにガンガンいきますが、
長い距離を協調しながら走っていく大集団には常にドラマがあるので見ていて飽きません。
ジロが始まってテンション上げていきたいところですが、
偏頭痛がスッキリしない日が続いていてモチベーションも下降気味・・・
お酒も美味しく飲めないし*これが一番辛い
と、そんな時、
ついに今年のライドオンスサミの情報が更新!
昨年、ライドイベントというものに初めて出たのが、このライドオンスサミ2022でした。
*画像は2019年のライドオンスサミ
今年は昨年の140kmから変更され、130kmと少し短くなったようです。
ライドオンスサミ2023は10月。
昨年は初めてのライドイベントで140kmという距離にビビって緊張していたのですが、
今年の130kmはもっと純粋に楽しく走れるような気がします。
ふむ!