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COLUMN

numero237

これまで約20年、イタリアワインしか買わない、飲まない、

という事を続けてきました。

 

その延長でコロナ禍に入った3年前。

サロンで酒販免許を取得し、イタリアワイン専門で販売をスタート。

 

この地方でのイタリアワイン普及を目標にしていますが、

アイテムの価格設定的な問題なのか(3000円代~)、

美容室という通常であれば髪を切る人にしか開かれていない場所というイメージが先行しているせいなのか、

はたまた店主のイメージが悪いのか、、、

普及活動が進んでいるとは言い難い状態なのが現状です。

 

勿論自分は美容師ですし、ソムリエの資格も無ければ飲食店でワインを扱ってきた経験もありません。

イタリアワインを飲み続けてきた経験値と少しの勉強だけで始めた販売。

「そりゃ売れるわけねぇわな」と言われても仕方ないのですが、最高の食中酒としてイタリアワインの魅力を伝えたい気持ちは変わりません。

 

アイテムもかなりこだわって仕入れているのですが、あまりそういう事は関係ないのでしょうね。

発信力の問題?

何より、もっと自分がワインに対して「開いて」いかないといけないのかもしれない、

もっと広くワインのことを知らないといけないのかもしれない、

そう思っていた頃、ここでも度々出てくる師友と出会いました。

 

当初はロードバイクがきっかけで知り合ったのですが、

食やワインに対しての価値観のベクトルに共鳴する部分が多々あり、今ではロードバイクも食も酒も、

「師匠のような友」→師友、と勝手に呼ばせてもらっています。

 

その師友、

ワインに対する情熱と知識と経験値がハンパなく。

特にフランスワインに関してのそれは尊敬の域。

彼と出会ってからこの2年程、旨いフランスワインを飲ませてもらう機会が増え、

フランスワインの魅力を少しづつ刷り込まれてきました。

 

これまでイタリアワインしか飲まない、買わないということを続けてきたのは勿論イタリアかぶれの影響が大きいのですが、

他の国のワイン、特にフランスワインの世界が「怖かったから」に他なりません。

 

分かってはいたのです。

ワインを販売している身としても、そして何よりも「ワインラバー」としても、

いつかはフランスワインの世界に足を踏み入れないといけないということは。

 

だけど同時に、

フランスワインの世界には自分では手に負えない怪物が住んでいる事も理解していた。

だから、

怖かった。

どうしても踏み込む勇気が出なかった。

 

それでも師友にフランスワインの魅力を教えてもらい、誘引され、

旨いフランスワインを飲ませてもらうに連れて、少しづつその勇気が沸いてきました。

 

自分には五大シャトーやブルゴーニュワインのような「怪物」達と対峙し、倒す力は無いかもしれません。

だけど怪物を倒さなくてもフランスワインの魅力は知れるんじゃないか、

怪物を倒す旅に出なくてもフランスワインの旨さ、楽しさは体験できるんじゃないか、

むしろ、そういう部分にこそフランスワインの「今の魅力」があるんじゃないか、

そういう風に思うようになりました。

 

それに

旅で迷っても道を教えてくれる師匠が出来たことが一番かな。

 

イタリアワインの旅に出た時もそうでした。

東中野の師匠がいたからこれまで旅に迷うことなく来れたし、迷った時には師匠が導いてくれた。

 

だからこのフランスワインの旅もきっと大丈夫。

迷ったら師友に聞けばいいし、会いに行けばいい。

そう思うと怖くない。

 

そう思うと、ついに、ようやく、今更?

フランスワインの世界に足を踏み入れ、冒険していく決心がつきました。

 

これから本格的にフランスワインを飲み始めようと思います。

そして勉強したいと思います。

 

ざっくりとフランスワインの事が分かる本を購入しました。

(このイタリアワイン版も持っている)

地区などの最低限の知識を覚えながら、とにかくフランスワインを飲む旅に出てみようかと思います。

 

勿論、イタリアワインの普及も並行しながらなので、イタリアワインも飲みます!

さて、、、

フランスワインの世界

待ってろよ

 

おとろしよ~・・・*田辺方言で怖いよ~という意味

 

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