numero249
気が付けば娘も高校受験。
反抗期絶頂の中、何とか合格することが出来ましたが、
一体どんな大人になっていくのか、楽しみ半分、不安半分といったところでしょうか、、、
とにかくオヤジは美味しいワインを一緒に楽しく飲める日を、
夢みておりマス!!泣
そして、気が付けば自身の誕生日でしたが、
娘の合否発表を控えていたので自分を含め家族もまったくそんなモードではなく・・・
合格が決まってから祝杯と自分への励ましにと、ちょっと良い白ワインを開けましたとさ。
ピエモンテ州、ペッケニーノが造るランゲリースリング。
樽使いの上手いカンティーナですが、リースリングの良さを引き出す為にあえて樽は使わないそう。
年間生産数約3000本の貴重なワイン。
牡蠣との相性はどうかな、と思いましたが、酸がしっかりしているのでイケます。
これで4度目?の牡蠣取り寄せですが、今回の牡蠣が一番旨かった!
さてさて
大人になると知り合いは増えます。
その中で友が欲しい、というわけではないのですが、
年齢であったり職種であったり、社会的な立ち位置であったりが絡んできて自然と上下関係が出来てしまいます。
そんな中で「知り合い」を超えて「友」と呼び合えるような関係性を築けるような仲にまで到達するのは難しい、
というのが大人の世界ってもんです。
以前、
それで辛い思いをした経験もありまして、
それからは知り合いが増えても極力「深入りしない」「距離を保つ」を心掛けるようになりました。
「友」なんて呼び合えるような人はもう自分には出来っこないや。
そんな風に思うようになりました。
そんな時、このコラムでよく出てくる「師友」と出会いました。
彼とはインスタを通じて知り合いました。
自分がロードバイクを始めた2年半前。
何気なくインスタの投稿を見ていたら、お隣の白浜町にある景勝地「円月島」をバックに、
ロードバイクの投稿をしている人を見付け、
「お!近くにもローディーがいるやん!」とアカウントを覗いてみたんですね。
そしたらまあ何と、
自分がロードバイクよりももっと興味のある「食」や「酒」についての投稿がわんさか。
しかも「週末料理当番」と題して、レストランばりの料理を自作して投稿しているではありませんか。
直ぐにのそのアカウントをフォローし、見るようになりました。
それからは時々、コメントをしたり、コメントをくれたりしながら、
インスタ上で交流をするようになりました。
そしてその人にはもう一つアカウントがあることを知ります。
単身赴任用アカウントで、これまた自分の好きな蕎麦まで自分で打っているではありませんか。
その別アカウントの投稿を見ていたら、
自分も知っている「とあるお店」の投稿があることに気が付きます。
思わず「自分もそこには時々行くので、いつか会えると嬉しいです」
なんてコメントかDMをしたように思います。
それからしばらくして、そのとある店(よく出てくる「場末のオアシス」)で会うことになり、
酒を酌み交わしたことでリアルでの交流が始まりました。
それからは一カ月に2~3回は何処かしらの場所で食事したり、
オアシスに日本酒やワインを持ち込み、酒を酌み交わし、色々な話しをしました。
夏の早朝にロードバイクで一緒に朝練したり、
休日が合った時に通称クマイチ、熊野一周200kmを一緒に走ったりもしました。
だけど、その師友もこの春で転勤。
約2年程でしたが自分にとってはかけがえのない時間を共有してもらいました。
素晴らしいワインや日本酒を体験させてもらえたことや、色々な話しを聞けた事に感謝してもしきれないですが、
それ以上に、年齢、職種、社会的な立ち位置を超えて、
ここまでフラットに付き合ってくれた人はこれまでいなかった。
その部分に一番感謝しています。
ワイン、日本酒、食、ロードバイクという自分の趣味嗜好がありますが、
妻以外でそれらを共有できる唯一の存在となりました。
(妻はロードバイクには興味ありまへんけど)
イタリアのことわざに
Chi trova un amico trova un tesoro
「友に巡り会えた人は宝物を手に入れたのと同じ」
というのがあるそうです。
彼は自分にとって大人になってから「知り合い」を超えて初めて出来た「友」だと思っています。
「勝手にそう思っているだけで、先方はおまはんなんて相手にしてないで(笑)」
というご意見が出てくると思います。
それでもいいんです。
片思いでいいんです。
妻以外で唯一の食友が近くからいなくなってしまうので、とても寂しくなりますが、
定期的に田辺で会食、やりましょう。
勿論自分も、伺います。
クマイチの途中、那智の滝
こちらもクマイチの途中、橋杭岩
ライドオンすさみ2023を終えて
早朝の朝練
有田川町の千葉山(せんばやま)へ早朝4時に出発して登坂