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COLUMN

numero291

気が付けば12月

 

この頃になると毎年書いている気がしますが

和田はレストランの「その期間はクリスマスディナーコースのみとなります」

なるものが好きじゃありまへん

 

そりゃレストラン側に様々な事情があるのは承知していますが、

その期間は出来たら食事に行きたくありまへんのよ

 

 

東京時代に通っていたワイン師匠の一人、Gシェフがいたイタリアン

 

クリスマスディナーにも行っていましたが、特にクリスマスコースというのは無く

いつも通りメインを数種類から選ぶコースでした

 

オススメされて遅めスタートにしてもらっていたので、ドルチェの頃には自分達だけに。

そうなったらGシェフ、そしてオーナーソムリエのTさんもテーブルで一緒に飲んでいたのですが、

その時に一度、聞いてみたんですよね

自分達はこの形が好きだけど、クリスマスコースとかやらないんですか?て

そしたら

 

「クリスマスだからといって特別な食材なんかをこちらから押し付けたくないんですよ。

 特別な食材を召し上がりたいかたはリクエストしていただくか、メインで選択していただいて、

 基本的に普段と変わらずの形が自分達らしいんです」

 

こういうのがイイ!

 

「リクエストして」なんてハードルが高いと思うかもですが、

ここはそれが出来るレストランでした

 

この店には仕事終わってから行くにはちょっと遠くて、時間が遅くなってしまうので

基本ランチばかり行っておりましたが、

Tさんからも

「ウチはランチもディナーも一緒の内容です。何も変わりませんから」

と聞いていたし、 

予約の際には先方から

 

「確か和田さん、前回のメインはリクエストされた豚のローストでしたよね?

 今回も豚でいきますか?

 今なら良い鹿も入っていますし、鴨もいいですよ」

 

なんて提案をしてくれるし、

 

和田 「久しぶりにトリッパ食べたいのですが、組み込めますか?」

Tさん「いいですね。冷たい前菜の後に温かい前菜として組み込んでみましょうか」

 

なんて、

こういう店側とのやり取りというかコミュニケーションがとても楽しかったんです

 

そんなの面倒くせーよ、ていう人もいるだろうけど、

あのレストランでお店との付き合いかたというのを教えてもらっていた感じがします

 

だって当時は20代後半

ケツも青くてギラギラしていた若造、しかも大した実績も稼ぎもない一介の美容師。。。

 

そんな和田に

Tさんは大人の社交を、Gさんはイタリアンとイタリアワインの奥深さを

教えてくれていたんだろうなと、、、

 

感謝しかありませぬな!!泣

 

 

話しを戻して・・・

 

クリスマスディナー

特別コースなんてなさそうな鮨でも食べに行こうかな

とか言いながらその頃は一番忙しい時期

 

ふうむ

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