隣町にある南部高校が進める新しい教育の取り組み

デュアルシステム

簡単に言うと「学校と企業が一緒になって生徒を育成していく」という取り組み。

 

卒業後、社会により早くよりスムーズに馴染める人材を育成する為に

インターンシップよりも長い期間企業に入って実際に働くという

高等学校としてはなかなか斬新な取り組み。

 

同級生が教師をしていた縁で、計画段階の数年前に学校側から相談を受けておりまして、

一昨年、第一期生の女子一人をレッゾで受け入れしていました。

 

毎週木曜日のデュアル実習日は学校には行かず、自宅からレッゾに直行直帰。

期間はなんと、

一年間。

 

受け入れた子は「美容師になりたいから」という理由でレッゾを選んだというわけではなく、

「人見知り、コミュニケーション下手を改善したい」

という理由で美容室＝レッゾを選択してくれたそうです。

 

「将来美容師になりたい人が来るんとちゃんかい？？」

て？？

 

もちろんそういう理由で美容室にデュアル実習を申し込む人もいるそうですが、

自分はこの取り組みに対しておそらく他の受け入れ先企業と少し違うベクトルで捉えていましたので、

上のような理由で来てくれることのほうが嬉しかったのデス。

（これを詳しく書きたいところですが、止めときマス）

 

一年間という期間ですので沢山話が出来ました

進路で迷っていること、友達関係のこと、親との関係性、etc、、、

コミュニケーション下手という割には？色々なことを話してくれました

 

一年間のデュアル実習の最後には全校生徒の前で成果発表があったそうで、

招待してくれていたのですがどうしても仕事を抜けられず見に行けませんでしたが、

担当の先生からは

「あの子が人前であんなに堂々と話せているのが信じられませんでした！

　教師の間でも一番良かったと評判でした！」と感想を伺ったし、

本人からも「自信持って発表できました！」

と個人的に連絡をくれて和田も嬉しくなりました

 

そして先日、久しぶりに髪を切りに来てくれたのですが、

彼女もこの春で卒業。大阪のデザイン専門学校に通うことが決まったそうです。

 

きっとレッゾでの経験も活きるはず！？

頑張れ～

 

（実習中、何か教えたわけでもなく、、、

　社会、大人とのコミュニケーションの経験を与えてあげれられた程度なんですが・・・）

 

レッゾには昨年と今年もデュアルの受け入れ予定はありませんので

現状はどうなっているかわかりませんが、

各企業に一年間行った子達も彼女のように何かを得られていて、

今後の進路に活かせていけていたらいいなと思います

 

 

人は人との出会いで変われますよね。（変わろう、変わりたい、と思っていればですけど）

南部高校の彼女も本当に変わったと思います。

（和田が導いたとか一切思っていませんからね）

 

自分は東京で１０年世話になったサロンのお客様や、そこのボス、

東京で知り合った様々な人達と出会えたことで

学生だった頃の自分とは別人のように変われたと思いますし、

今の自分を形成する土台となっているのは間違いありませんので、本当に感謝しています。

 

勿論、

帰郷してから出会った人達にも同じように新しい価値観を教えてもらっていますし、

これからも沢山の価値観に出会ってそれを知り、

吸収できる事は積極的に吸収したいと思います。

 

３月は誕生日。

人生の折り返し地点まできちゃっていますが

新しい価値観に出会った時、それをうまく取捨選択して自分に取り込めるよう、

フラットで柔らかい思考で「開いて」いられるといいなと思っとりやす。

 

こだわりや信念なんていう事に捉われた「固まった」ジジイになりたくないですからね～

 

ふうむ