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COLUMN

numero122

 

「メンブリージョ」をご存知ですか?

 

西洋かりん、を煮詰めた固形のジャムで、

スペインではポピュラーな食べ物らしく、チーズを食べる時には欠かせないものなのだそうです。

 

自分は初めて食べたんですけど、

やばい、、、

旨すぎる・・・

どハマった。

 

ゴルゴンゾーラチーズをクラッカーに付け、メンブリージョのカケラをのせて食べる。

メンブリージョの優しい甘さとゴルゴンゾーラの塩気が舌の上で絶妙に絡み合います。

後味に白ワインを含んでのせると、、、

くぅ~!

最高のアッビナメント!

 

合わせる白ワインは辛口ではなく、複雑な花の香りで芳醇な味わいの北部フリウリ地方の白ワインがオススメ。

そこに切りたての生ハムやサラミ、オリーブの実、美味しいバゲットがあれば最高のアンティパスト。

野外ワインBARのメニューにもオンリストしようと思います。

 

 

 

日本酒もそうなんですけど、ここ数年「辛口」というセリフから抜け出しました。

 

確かに刺身などの和食には辛口の日本酒は合わせやすい。

白ワインも同じです。

でもよく考えてみたら、「辛口て何だよ」とふと思うわけです。

 

ワインも日本酒も残糖度が低いものを「辛口」と言うわけですが、

残糖度が低ければ低い程、味や香りの広がりはどうしても狭くなります。

 

ということは、

舌で感じる感覚領域の中で「甘味」という部分が無い、もしくは少ないわけですね。

つまりはそれだけ複雑さが無くなります。

 

ワインでも日本酒でも「香りや味わいの複雑さ」というのは、

「ワイナリーや造り手の個性」と考えます。

そんな個性を感じるお酒が、面白くなってきちゃうわけです。

 

複雑な味わいや香りのワインはイタリアワインのような「食中酒」というよりは

フランスワイン的にワイン単体で愉しむほうが良いのかもしれませんが、

あえてその難しいアッビナメントを探すのも楽しい。

 

 

メンブリージョ。

見かけたら是非食べてみてくださいませ。

 

ちょっと面白いワイン、例えばナチュール系とかを合わせてみるのも

イイと思います。

 

 

 

 

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