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COLUMN

numero153

ライドオンすさみ2022  続き NO、4 ラスト

 

虫食い岩エイドステーションでの休憩からのリスタート。

 

ここまでの区間で「鬼引き」に合い、*前回コラム参照

かなり脚と体力を削られた感があったので、入念にストレッチ。

そしてここで持参していた秘密兵器「アミノ酸ゼリー」を投入。

瞬発的な回復を狙います。

 

ここからは「道の駅、一枚岩」まで戻り、そこから一つ峠を登って和深地区まで下るルート。

峠の手前にある「大イチョウ道の駅?」のエイドステーションまでの平たん路、約20キロ。

 

「ここは抑え気味で温存しましょう」

今度こそWさんのこの言葉を信じて、、、

 

特に急な勾配も無く、他トレインに乗ることも無く、二人で景色を楽しみながらのライドでした。

(とは言っても時速は30㌔前後。遅くはないスピード)

何事もなくエイドステーション「大イチョウ道の駅」に到着。

 

ここで先出のMさんとついに合流。

聞くと一緒に走っていた仲間の脚が攣って、回復の為に少し長めの休憩をしていたとのこと。

これが無かったら追い付くことは無かったでしょう。

さすがです・・・

 

ここから一つ峠を越え、和深地区まで下ります。

せっかくなのでリスタートでMさんに同行。

 

ここまで約90キロちょっと走ってきての峠。

しかも前区間での「鬼引き」が効いてきたらしく、なかなかキツイ。

 

前方ではMさんとWさんが会話しながらスイスイと登っていきます。

いやー・・・参りました・・・

 

何とかかんとか登りきり、無事に和深地区まで下り、ここからはアップダウンの道を延々と海岸線。

最後のエイドステーション「道の駅すさみ」に到着。

 

このエイドではコーラとチョコケーキを投入。*やっぱりコーラの力はスゴイ

そしてアミノ酸ゼリーも再投入し、入念にストレッチ。

いよいよ最終区間約17キロの海岸線に向かいます。

 

脚はまだイケるし、体力、気力も問題ない。

最後のリスタート!

 

Wさんの後ろにピッタリと付いて引いてもらいます。

 

今回のライドはWさんの後にビタ付きして引いてもらったので、ここまで本当に楽に走れた。

次回ご一緒する時は、時々自分も前を引けるくらいになっていたいな。

なんて思いながら、走る。

 

アップダウンも軽快に走り、ミドルコースの人達を追い抜いていきます。

*ライドオンすさみはミドルコース90キロとロングコース140キロがあります。

 

ついに残り3キロ。

この辺りで浮かんだ感情が、

 

「もう終わっちゃうのか~、、、もっと走りたいな~」

という、何とも不思議な感覚。

 

 

夏前にこのライドオンすさみに半強制的にエントリーさせられ(笑)、

夏に一度、wさんに同行して初めての100キロ走を経験。

自分の脚力と体力の無さを実感。Wさんに随分と迷惑を掛けた(待ってもらってばかりだった)

 

その時、

「ライドオンすさみの時は絶対に最後までWさんの後ろに付いていって、

 一緒にゴールしたい」

それを目標にこれまでトレーニングしてきました。

 

週に3回。最低でも2回。多い時で5回。

早朝5時半から約25キロ~30キロ近く走り、時間がある休日には50キロ超えライド。

一ヵ月に一度100キロライドをし、経験を積んできた。

 

努力、という言葉を使うのも聞くのも大嫌いなんですけど、

人生で数少ない「努力したかもしれない時」を思い出したくらい。

(いや、努力なんて言えるほどはやっていませんよ)

 

ただ、

目標に向かって少しづつ経験値を組み上げていく時間は、とても有意義で楽しかった。

 

自信も付いていたけど、

スタートしてからも「いつ体力が限界になるんだろう、、、」と常に不安だった。

そしてゴールを目の前にして思ったことは、

「もっともっと走りたい」という不思議な感情。

 

そういえば脚も首も腰も痛いけど、この楽しい時間が終わってしまうのが、

本当に寂しい。

 

そんな事を想いながら、Wさんの後ろに付いてゴールしました。

 

だからでしょうね。

ゴールした時、完走したことに対しての感動はまったくなくて、

むしろ「物足りない」感でいっぱいでした。

 

Wさんとも健闘を讃え合いながらもその「物足りなさ」を共有出来たし、

前回の同伴ライドの時よりも少しは成長した姿を見せることが出来たと思う。

多分、、、

 

ほどなくしてMさんも「脚が攣ったかた」と一緒にゴール。

余裕です。

 

自分をロードバイクの世界に引き込んでくれたMさん。

こんな楽しい感情を抱けたのもMさんの一言があったからこそ。

本当に感謝です。

いつかMさんにも追い付けるように頑張ろう。

 

と、ゴールの余韻に浸っていると、ウチのヨメ様からlineが、

労いのlineかな、と思ったら、

「わがまま娘が塾に送れとダダこねて動かないから今すぐ帰ってきて車で送って~」

と・・・

*当家は車が一台だけなので

 

仕方なく着替える暇も、皆で余韻に浸る暇もなく、車でビューンと帰宅。

到着して家に入る間もなく、ウェアのままで無言の反抗期娘を塾まで送ってきました。

ふうむ、、、

 

 

あ、忘れてた。

リタイヤしかけていた美容ディーラーTさん。

自分達がゴールして約一時間後に無事完走したとの連絡が。

良かった!!

 

しかしダメージも大きく三日程、脚が曲げられなかったそうです。

Tさんも数年前までは結構なガチ勢だったようなので、今回の結果はかなり悔しかったらしく、

*大会1ヵ月前に流行り病にかかったのもツイテなかった・・・

 

 

それにしても楽しかったな~、、、

終わっちゃったな~、、、

 

さて、

次の目標は・・・

 

 

ふむ!

 

 

なんと楽しそうな表情(笑)

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