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COLUMN

numero168

海の幸が豊富なこの地方。

魚は美味しいですよね。

スーパーで買える魚も新鮮だし飲食店で食べる刺身も美味しい。

 

ただ魚は「新鮮さ」が「旨い」に直結しているとは限りません。

 

昔、東京にいた頃に通っていた鮨屋。

自分が和歌山出身だということを大将は知っていたんだけど、

ある日、カツオの刺身が出されたんですよね。

 

自分「カツオに関しては舌が肥えてますよ~いいんですか~大将~」

大将「ふふふ、、、和田くんまあ食べてみて。驚くよ」と笑顔で自信満々に言うもんだから、

「正直に言いますからね~」と一口。

 

な、なんじゃこりゃあ!

 

勿論臭みも無いし、何だこの「旨味」ー!!!

 

「ミスター味っ子」のアニメにあるあの驚きかた

知ってます??「うまいぞー!」ていうやつ。

あんな風になった事がありましてんよ。

 

コレ これはアレンジしてますけどいつ見ても面白い

 

聞くと鹿児島のカツオらしかったのですが、大将独自の方法で熟成をさせていたとの事。

 

江戸前鮨は熟成の技法を上手く使った鮨が多いし、その鮨屋でも色々と食べていました。

マグロに至っては

「今日のマグロはお世話して今日で一週間かな」という時も(旨味凝縮で最高だった)

 

それでもカツオで旨味を引き出すことが出来るなんてびっくり。

あの旨味は衝撃でした。

 

と、話しは変わって、

この地方で美味いカツオや新鮮な魚を食べてきたし、東京でも旨い魚は食べてきたけど、

自分の中で断トツに旨い魚があります。

それは、

秋田名物、ハタハタ。

 

特に新鮮なハタハタの塩焼きは格別。

未だにこれに勝る焼き魚は、自分の中で現れませぬ。

 

特にこの時期の卵を抱えたメスのハタハタ。

これがもう最高に旨い。

 

「ぶりこ」と呼ばれる卵は焼き過ぎると固くなってしまうのでネバネバを残した半生程度が最高。

 

初めて食べた時は

「いやいや!これさすがに焼けてないでしょ!?」というレベルの焼き具合にどん引き、、、

恐る恐る食べてみると、まあびっくり。

まさに コレ ですよ。

 

そんなハタハタも年々漁獲量が減っていて、高級魚になってきているそうですが、

今年も秋田から新鮮な物を送っていただきました。

 

そこに秋田の日本酒があれば良かったんですが残念ながら手元に無かった。

ハタハタには日本酒ですよねー。。。

それでも

「しったけうめ~!」*秋田弁でめちゃくちゃ美味しい

 

普段、頭の付いた姿焼き的な焼き魚を嫌うウチの反抗期娘ですが、

ハタハタだけは何故か、むしゃぶりつくという・・・

ふうむ

 

 

お義父さん、お義母さん、ありがとうございました。

なかなか行けませんが、元気でいてください。

 

 

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