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COLUMN

numero180

 

自分の誕生日にはちょっといいワインを開けます。

 

小売りで1万円くらいのワイン。

自分にとって「超高級ワイン」です。

 

今回は数年前からセラー熟成してあった「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 」を開栓。

 

バローロ、バルバレスコに並んで、イタリアワインの女王とも呼ばれているこのワイン。

ビンテージは2013。

ビックビンテージとまで言えないのですがトスカーナ地方はかなり良年の年。

まだ少し早い気もするけど、開けちゃえ。

 

 

ここでイタリアワイン豆知識を少し。

「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」というのはワイン名でもあります。

しかしそれを名乗るには規定があります。

 

・モンタルチーノ村で造られた葡萄「ブルネッロ」のみで造ること。

・そして熟成は最低5年(木樽熟成期間込み)

などの規定があり、それをクリアしたワインだけがブルネッロディモンタルチーノを名乗れます。

 

同じブルネッロを使うワインにロッソ・ディ・モンタルチーノという姉妹的なワインがありますが、

ロッソ~は熟成1年で出荷可能なのに対し、

ブルネッロ~は5年という熟成を規定としているので更に深い味わいになります。

 

勿論、同じブルネッロを使うブルネッロディモンタルチーノでも各カンティーナで味わいが違います。

今回飲んだのは「カステリオン・デル・ボスコ」という蔵。

あの「フィラガモ」が資本のカンティーナです。

 

前日の朝に抜栓してテイスティング。

まだまだ眠たそうだけどそのポテンシャルの高さを感じるような香り。

当日。

奥深い薫りが前にきて、力強い酸がワインの骨格を引き締めます。

女王、というよりか「王妃」といった感じ?

 

 

こんな風に書いていると「講釈を垂れている」ように聞こえて鼻につくかたもいるでしょうね。

でもワインて本当に奥が深いんです。

 

「美味しい」「旨い」の中にも沢山の種類のそれがあって、

それを感じながら飲むのも楽しいんです。

 

でもそれを感じようと思うとどうしても講釈のようになってしまうわけです。

ふうむ

 

 

ワインはそんな敷居の高いものでなくていいと思っています。

どんなに安いワインだって一本一本味わいや深みの違い、驚きや発見を感じることができます。

 

だから自分みたいにあまりお酒が強くない人間でもほんの少しの量で楽しくお酒を飲めるし、

(極論を言えばテイスティングだけだって楽しい)

食事も美味しく食べることが出来ます。

 

だから皆にもっと気軽にワインを飲んで欲しいなと思うけど、

世間的には「高尚(こうしょう)な趣味」みたくなっている部分もありますよね、、、

 

ワインは美味しい、

そしてワインは

面白い。

そんな感じで呑んでもいいんじゃないのかなと。

 

さあ、

40代も中盤戦に突入です。

 

仕事も、ロードバイクも、ワインも、日本酒も、

色々な面でまだまだこれから!

 

頑張ろう!

 

誕生日には毎年恒例リクエストで、ティラミスを。

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