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COLUMN

numero194

 

東京にいた頃のアシスタント時代。

あの頃は本当にヒドイ食生活でした。

 

仕送りもしてもらってなかったし、職業柄、洋服代を優先的に工面しないといけないし、

とにかくお金が無いわけです。

*手取りで13万円、家賃6万、、、

 

昼はお店で皆の分のお米を炊くので食べ放題(月々3000円だったかな?)

スーパーのコロッケや納豆でとにかく米を食う。

レトルトカレーが安くなっている時に買い込んでおいたり。

 

勿論お昼休憩なんて無いので、忙しい時は2分間でもバックルームに行ける隙があれば、

米に塩振って食べていました。

 

夜は店で残ったその米をラップに包んで持って帰って冷凍。

コンビニ惣菜でかぶりつく。

(自分が炊く担当の時にわざと多めに炊いて余らせる、という裏技を駆使)

 

そんな頃、

仕事が終わってボスに連れて行ってもらう食事が楽しみで仕方なかった。

 

営業終了する頃にボスからふいに、

「和田は今日はモデル練習あんの??」なんて聞かれた日にゃ、

よっしゃー!キター!!!

 

カットモデルで練習を予定していても「無いっす!」

て、モデルを断ってでも食事に連れて行ってもらっていました。

 

スタイリストになって指名売り上げも増えて歩合でそこそこ給料も上がり、

自分でレストランなんかに食べに行けるようになっても、

ボスからの「和田は今日なんかあんの?」という言葉を聴くのが嬉しくて、

例え予定が入っていてもよっぽどじゃないと断って連れて行ってもらっていました。

 

ボスに旨い店に連れて行ってもらっていたあの頃に、

今の「食に関心が強い自分」が形成されちまったんだろうな、と。

 

エンゲル係数高くなるし感謝していいものか分かりませんが、

そのおかげで今の自分もあるんだし、今でも食やお酒を通じて色々な人と出会えているし、

やっぱり感謝ですかね。

 

 

この夏に久しぶりに東京に行く予定を立てています。

何せ4年振りなのでワイン師匠のお二人のところにも顔を出したいし、

行きたい店、行きたいところ、会いたい人が多過ぎて選べない。

 

とにかく、

2泊くらいじゃ時間と胃袋が足りない。

 

そして、

沢山飲んでも二日酔いにならな身体が欲しいにゃあ。。。

 

しっかりと計画を練っておかねばなりませぬ。

 

ふうむ

 

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