numero49
建築を見るのが好きです。
自分はケンチクと呼んでいるのですが、そんな素敵な建物を見るのが、好きです。
自分は建物をアート的には見ていません。
建築家の頭の中、つまり設計者の思考回路の断片を覗ける気がするのが、
面白いんですよね~。
「興味のある建築家はいますか?」
と聞かれたら、やはり安藤忠雄さんが思い浮かびます。
建築に興味のない人でも知っている世界的建築家ですよね。
特徴的なRCの建物を世界中に設計しています。
えーと、
特に「安藤さんの作品が好き」というわけではないんです。
でもやっぱり実際に見るとその発想力と設計案のスケールに圧倒されるわけですよ。
そして何より安藤さんのケンチクには、何だか「執念」みたいなものを感じます。
サムライ的というか、戦っている感じというか。
性格が出ているのかな、とかそういう事じゃなくて、
ケンチクに対しての挑発的な想いが、強烈に感じ取れるんですよね。
そういうものを感じる建築は少ないわけです。
「意図」は感じ取れても、そういう「意思」を、あまり感じ取れることは、少ないんです。
それがあるからイイとか、無いとダメだ、とか言いたいわけじゃないですよ。
だから安藤ケンチクというより安藤さん自身に興味があるんです。
ここ田辺にも素敵なケンチクが増えています。
新しい市庁舎も建築されますね。
「意思」を感じるような新庁舎であって欲しいな、と思いますけどね~、、、
せっかく莫大な予算を組んでゼロから建て直すのだから、
それこそ著名な建築家を選定してコンペにでも出せば良かったのに。
ふむ。