numero86
中級以上のサイクリストにとって100kmライドはフツウらしいのですが、
自分はまだ初心者マークを貼って走りたい、ビギナー。
ビンディングシューズという、ペダルと足を固定するシューズでもなく、
サイクリストの常識というレーパン、いわゆるあの「股間もっ〇りピチピチパンツ」
も、恥ずかしくてまだ履けていまへん。
20km以上の走行も未経験なもんで、
初心者マークを外すにはまず100kmを走破しなくてはいけないらしいのですよ、、、
とはいえ、このダラけた身体です。
積年の運動不足は否めないし、いきなり100kmなんて絶対に不可能。
まずは50kmを目標にライドをしようと計画しました。
タイミング良く「和歌山サイクルトレイン」が開始したと聞き、休日。
自宅から3分の最寄り無人駅から自転車と一緒に乗車。
この和歌山サイクルトレイン。輪行なしで電車にそのまま乗れちゃいます。
*輪行(自転車を分解して完全に袋に入れること)
祝日で朝7時台の電車。
通学通勤の人もいないだろうし、
こんなローカル線に乗る乗客はほとんどいないだろうと思ったら、
なんとまあ、同じこと考えているサイクリストだらけやないかい。
しかも皆さん、いわゆる「ガチ勢」
20年くらいに前に作った都内のPASMOがまだ使えるか不安になりながら、
何とかかんとか乗車完了。
皆さんの冷たい?視線を受けながらロードバイクを置ける場所を探しました。
ただ周りはグループライドのガチ勢ばかり。
そんな中で孤独な初心者サイクリスト直樹。。。
一体何年振りかも分からないきのくに線(多分高校時代の部活での遠征以来)を
満喫する余裕も全くなく、
まるで獅子の檻に入れられた猫みたいに気配を消して・・・
否!!
「初心者だろうが同じサイクリストやないかい!文句あっか!?」
と、折れそうな心を意味なく鼓舞し、
意味なく余裕顔でバイクを点検してみたりしながら、
電車に揺られ30分。
まだ降りそうにない獅子達の間を深々と会釈しながら通り抜け、
無事、周参見駅で下車。
この時点で既に変な汗がだくだく・・・
いざ、本日の目標、山奥の村「佐本」にある祖父の家までのライド。
ヒルクライム付き往復35キロ。
果たして登れるのか?!
さて、、、
~つづく~