numero98
皆さんは「愛用品」と呼べる物がありますか?
ずっと使い続けている物だったり、
「このメーカーのこれしか使わない」とか。
自分もよく「こだわり強そうだよね~」と言われますが、
愛用はしていてもこだわっているような物は、自分にはほとんど無いんです。
強いて言えば、眼鏡くらい。
かれこれ20年以上も「999,9」*フォーナインズと読みます。
の眼鏡だけを愛用しています。
こだわっているわけではないのですが、
フォーナインの眼鏡をかけだすと、もう浮気はできまへんねん。
浮気しないんじゃなくて、出来なくなる、ということです。
初めて購入したのは確か21歳の頃。
どうにもコンタクトとの相性が悪くて、カッコイイ眼鏡は無いか探していた時、
カットモデルさんに「今やってるドラマでキムタクがしている眼鏡、カッコイイですよ~」と教えてもらい、
調べたのがきっかけ、だったような・・・?
999,9も当時は今のように大きな眼鏡ブランドでは無く、
成城学園の小さな眼鏡屋さんの一角くらいでしか取り扱いも無かった。
同じ小田急沿線に住んでいたからすぐに買いに行きたかったけど、
なんてったって超貧乏アシスタント時代。
手取り給料13万ちょっとで家賃5,7万円。。。
食費、水道光熱費、保険etc、を差し引くと毎月の交際費(自由に使えるお金)なんて、
1万5千円程度が限界。
職業柄、洋服も買わなきゃいけないし、買いたい。
飲みにも行きたいし、出掛けたりもしたい。
もちろん仕送りなんて無かったし、今考えればどうやってやりくりしていたんでしょね・・・
ずーっと彼女がいなかったのはお金がなかったから!?
いや、それは違うか、、、
話しが逸れた、、、
そんな貧乏アシスタント当時、
フレームだけで3万円もする眼鏡なんて(今じゃ4万くらいになってるけど)
ほいそれと買えるわけ、ありゃあしません。
少しづつプールしていったお金とクレジットカードの複数回払いを使って購入した999,9。
かけているのを忘れるようにフィットしてくれるそれは、
それまでかけてきたメガネが「オモチャ」だったのだと気が付かせてくれました。
もちろんデザインも当時にしては尖ったデザインが多く、かけ始めた当初はなかなか目立ちました。
だからでしょうね。
実はかけ始めてすぐ、表参道でカットモデルをハント(探して)していた時に、
雑誌MEN'S NON-NO(メンズノンノ)編集者に声を掛けられ、誌面に紹介してもらった事もあるんです。えへん。
いや、顔でじゃないですよ。
眼鏡男子の特集で。
そんな999,9
もはや何代目か分からない今の眼鏡も、少しくだびれてきました。*特にレンズ
そろそろ新調しようかなと思っています。
実はほとんどかける事のない999.9の眼鏡も一つあるのだけど、
どうも不評でして・・・
*画像のメガネ
さて、
いつ大阪に行けるかな。
ふむ。