numero182
京都へ。
自他共に認めるイタリア好き、イタリアワイン好き、イタリアン好きの自分。
行ってみたいお店の一つだった「イル・カント・デル・マッジオ」
ようやく行くことが出来ました。
シェフはイタリアのフィレンツェ近郊のオーベルジュ、
「カント・デル・マッジオ」で10年も修行したツワモノ。
*そのイタリアの店から正式な暖簾分けという感じだそう
どんな強面が待ち構えているのか不安でしたが、
笑顔の優しい気さくなシェフと物腰柔らかなマダムが迎えてくれました。
周りのお客さんも会話内容からしてイタリア好きさんが多く、
店内の内装やBGMと相まって店内はイタリアの気取らないトラットリアそのもの。
そんな空気感もとても良かった。
何故ずっとココに行きたかったのか。
それは日本で本場さながらの
「ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ」が食べられる貴重なお店だからなのです。
ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ
通称ビステッカ。
フィレンツェの名物料理で、イタリアのキアニーナ牛を使う骨付きステーキ。
注文は1キロから。
炭火でじっくりと焼き、外身はガリっと中は超レア状態の赤身肉。
ここ「イルカントデルマッジオ」は日本でもそれが食べられる貴重な店として、
自分も数年前から「いつか行ってみたい店リスト」に入っていました。
この日は肉を切り出す関係で約1.3キロとのこと。
家内と小食の娘、そして自分の三名で一本勝負。
他にも食べたいものが色々とあったのですが、あまり注文せずにお腹をセーブして挑みました。
骨も含めての約1,3キロですが、本場さながらのそのお姿に感動。
*ちなみに下画像がフィレンツェの名店「ソスタンツァ」のビステッカ
表面はパリっと、中はレアでジューシー。
噛み締める程に肉の旨味が広がります。
旨し!
この日、隣の席のご家族のイタリア愛がなかなかで、
「フィレンツェ、懐かしいね~」
「またシエナの街にも行きたいね~」
「あそこで食べたパスタ、美味しかったよね~」
なんて会話が端々に聞こえてきていました。
*後で聞くと、昔、新婚旅行でトスカーナに行ったそう
自分達のテーブルにビステッカが運ばれてきた時にも
「わあ~!ビステッカだ~!久しぶりに見たね~!」
なんて声が挙がっていましたので、
思わず、
「先程から聞いちゃっていたんですけど、イタリアお好きなんですね。
もし良かったら食べませんか?」
と、何切れかお裾分け。
そのご家族は先にお帰りになったんですが、
「ビステッカのお礼にグラッパを差し上げてください、とのことです」
と、旨いグラッパをご馳走になりました。
そんな感じでイタリアラバー同士で気持ち良い交流も出来た。
他のメニューも食べたいものが沢山あったので、
いつか定例会の仲間で行けたら楽しいだろうなー
でもやっぱり次は東京か!?
東京一泊二日の弾丸、食い倒れ飲み倒れツアー。
朝イチのフライトで昼頃に都内に着いて蕎麦屋の蕎麦前で呑み、〆で蕎麦。
もしくは昼飲み出来るナチュールワインの店で軽くやって、
夜は「例のあの蕎麦屋」で食べて呑み、勢いそのままワインバーなんかに流れ、
終電、もしくは夜中にタクシーで羽田へ。
空港で仮眠して朝イチの便で帰ってきて、
仕事する。
こんな感じでどうでしょう??