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COLUMN

numero84

白浜町の庄川(しゃがわ)地区にある寺。

最勝寺(さいしょうじ)

 

実はここ、親戚にあたる寺なんです。

先日、ロードバイクで日課の朝ポタに出掛けた際、数年振りに立ち寄ってみました。

 

到着したのは早朝6時前。

両脇の草木は綺麗に刈られ、まるで聖域に続くような苔むした階段を上がる。

迎え入れるかのように鳴く虫や、鳥のさえずりだけが境内に響き人影は無い。

 

山肌にへばりつくように建てられた歴史ある立派な日本建築の本堂は、

顔を見せたばかりの朝日を浴びて、その半分だけが光っている。

 

ふと、記憶にある眺めとの違和感を感じ、辺りを見渡す。

 

上がってきた時には気が付かなかったが、昔は住居だった場所が駐車場に整備されていた。

展望台のようになったその場所からは眼下に富田川や富田町内を見渡せるようになっていて、

朝靄に広がる川や山、町の風景は、まるで絵に描いたような世界で幻想的だ。

 

澄んだ空気をいっぱい吸い込み、雄大な眺めと意識をシンクロさせ、

持参していた水を喉に流し込むと、約10キロ程ロードバイクで走ってきた疲れが一気に飛んだ気がした。

 

そのまましばらく境内で休憩しようかと考えたが、

この日も仕事だったのであまりゆっくりしている時間もない。

本堂に礼を済ませ、階段を降り帰路についた。

 

 

何故か子どもの頃から寺が好きなんですよね。

熱心な仏教徒でもなければそんな家庭に育ったわけでもないんだけど、

昔から寺や僧侶に対して特別な意識を持っています。

 

輪廻転生を信じるとしたら前世では寺や僧侶が関係していたんだろうな、

と勝手に思っているし、現世での出家を考えなくもない。

 

ロードバイクで巡る早朝の寺社仏閣巡り。

朝ポタにはもってこいの距離感なので、市内に点在するそれらを訪れてみよう。

次は少し遠くのあの寺まで、往復約40キロちょっと。

 

イケるやろか・・・

 

 

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